有限会社 野崎重機建設興業

「熱中症予防対策労働安全衛生教育」を行いました!

こんにちは!暑くなってきましたね。
さて、6月1日から法改正に伴う新しいルール、「職場における熱中症対策の強化について」が
施行されたのをご存知でしょうか?
この大切な情報をしっかりと理解してもらうため、帯広野崎重機トレーニングセンター(OTC)
でも6月18日に熱中症予防のための安全衛生教育を行いました。

急な法改正でしたが、たくさんの方にご参加いただきました!

正直なところ、急な法改正と施行で私たちもバタバタしてしまいましたが、そんな中でも本当にたくさんの方にご参加いただき、
ありがとうございました。
皆さんの安全への意識の高さに感動しています。


なぜ急に法改正されたの?

「なんで急に?」と思われた方も多いと思います。
実は、ここ数年で職場での熱中症による事故が本当に増えているんです。
毎年のように「今年は記録的な暑さ」と言われるようになって、もう「気をつけてね」だけでは限界がきていたんですね。

そこで国も「これは本腰を入れないと」ということで、今まで「できればやってください」だった対策を「必ずやってください」に変更したわけです。
総務省発表の「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況 」こちらご覧ください。
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf

教育で話した大切なポイント

まずは基本から

  • 熱中症って実際どうなるの?
  • 「ちょっと暑いな」から「これヤバい」までの見分け方
  • どんな作業が特に危険なのか

参加者の方から「今まで『疲れただけかな』と思っていた症状が、実は軽い熱中症だったかも」という声もありました。
意外と身近なんですよね。

講習会中に屋外の作業している方以外で、屋内作業の作業を行っている方でも熱中症の経験者がいるって話も聞かせていただきました。

今回から義務になったこと

これまでは「推奨」だったものが「義務」になりました:

  • WBGT値の測定(「何それ?」という方、安心してください。教育でしっかり説明しました!)
  • 作業時間をきちんと管理すること
  • 休憩時間を確保すること(「忙しくて休憩取れない」はもうNGです)
  • 水分・塩分補給(お茶だけじゃダメなんです)
  • もしもの時の対応準備
    講習中にも話しましたけど、自分が学生の頃って、部活中に水飲んでたら先輩や先生から
    「おいっ、お前何水飲んでんだ!!疲れた?喉が渇くだ?そんなの気合が足りないんじゃ~」
    ってめちゃくちゃ怒られてましたよ!

実際にどうすればいいの?

一番大事なのは現場での実践ですよね。

  • 暑さ対策グッズの使い方
  • 作業場所を少しでも涼しくする工夫
  • 「今日の自分、大丈夫?」のチェック方法

    夏の作業現場での必須アイテムも参考にしてください。
     

参加された皆さんの反応

今回は管理職の方から現場の第一線で働く方まで、本当に様々な立場の方に参加していただきました。

嬉しかったのは、こんな声をいただけたことです:

  • 「法律が変わったって聞いて不安だったけど、やることが分かってスッキリした」
  • 「うちの現場でもすぐに使えそう」
  • 「いざという時の対応が分からなくて心配だったけど、これで安心」

中には「もっと早く知りたかった」という声もあって、確かにもう少し余裕を持って準備できればよかったのですが…
急な法改正で、私たちも必死でした(汗)

既に熱中症対策を早期から取り入れて行っている事業主の方も居られました。
連絡網、WBGT測定、ウェアラブルデバイスなどを社員に支給している社長さんでした。
でもその方も私が送った講習会の案内で、社労士さんに相談して講習を受けるのが義務ですって知ったみたいです。

これからどうしていく?

一回きりで終わりじゃありません

法律が変わったからといって、一度教育を受けて「はい、終わり」というわけにはいきません。
季節や作業内容に応じて、継続的にフォローアップしてください。

現場のサポート

教育を受けても、いざ現場に戻ると「あれ、どうするんだっけ?」ということもあると思います。
そんな時のためにおさらいですが

  • 定期的に現場を回って職員の体調を確認します
  • 「これだけは忘れないで」チェックリストを作ります
  • 困った時の相談窓口も設置します(#7119の周知や衛生管理者の連絡網を作成、専属の産業医等がいれば最高)

    これ余談ですが、とあるCMで有名タレントさんが熱中症の体験談を語っています。
    https://www.os-1.jp/dehydration/experience/
    あの「所ジョージ」さんの体験談です。
    アクティブに活動する所ジョージさんの体験談ですが、リアルな内容ですね!

最後に

熱中症予防って、特別難しいことをするわけじゃないんです。
でも、「まあ大丈夫だろう」という油断が一番危険。
今回の法改正をきっかけに、みんなで安全な職場を作っていきましょう。

参加してくださった皆さんには、ぜひ職場に戻って同僚の方にも今日学んだことを教えてあげてください。
「教えてもらった」ことを「教える」ことで、自分の理解もより深まりますし、職場全体の安全レベルも上がります。

何か分からないことがあったら、遠慮しないでいつでも声をかけてくださいね。
一人で悩まず、みんなで安全な職場を作っていきましょう!


我々も今後随時「熱中症予防対策労働安全衛生教育」を行う予定です。

会社単位から業界団体までまで幅広く講習申し込みにも対応いたしますのでご相談ください。

帯広野崎重機トレーニングセンター
電話 0155-33-7510
こちらまでご連絡ください。


それじゃ熱中症対策しっかりやって、北海道の夏の職場環境を乗り切りましょう
したっけねー