2026/03/28
みなさーん
雪解けでタイヤの消費が早くなる前にタイヤ交換しようか悩んでいませんか!?
なやむよねー。
下手したら桜咲き誇るタイミングで雪降ってくるんだもん(笑)。
さて今回のお話は
建設業・土木業の現場担当者・企業の安全衛生担当者の方へ、今一度ご確認ください。
はじめに ―帯広で40℃。北海道はもう「涼しい」とは言えない―
2025年7月24日、帯広市の予想最高気温は40℃。
JR帯広駅前に設置されていた大型の温度計は、暑さに耐えられず画面表示ができない状態となり、市民や観光客が温度計の写真を撮影する姿も見られました。 UHB
帯広市民からは「耐えられない。つらいとしか言いようがない。
暑くなってもからっとしてたのが今までだから、こんなこと初めて」という声が上がりました。 HBC北陸放送
北海道は「涼しい」という常識は、もう通用しません。そして今、この暑さに対して企業には法的な義務が課されています。
2025年6月1日、労働安全衛生規則が改正・施行され、職場における熱中症対策が罰則付きで義務化されました。
「施行されたばかりで忘れていた」「うちは北海道だから関係ないと思っていた」——そんな方に、今一度内容を確認していただきたいと思います。
なぜ義務化されたのか?―数字が示す深刻な現実―
熱中症による死亡災害は2022年から3年連続で30人を超えており、労働災害による死亡者数全体の約4%を占める重大な問題となっています。 ALSOK
従来の労働安全衛生法では、「初期症状の放置」や「対応の遅れ」についての明確な規定がありませんでした。
そこで今回の改正では、症状の早期発見と迅速かつ適切な応急処置を重視した内容が規定されました。 ALSOK
厚生労働省が2020〜2023年の103件の死亡事例を分析したところ、初期症状への対応の放置や遅れが100件に上り、発見が遅れて重篤化した状態で見つかったケースが78件、医療機関への搬送がなかったなど対応に不備があったケースが41件ありました。 Science Portal
「大丈夫だろう」と様子を見ているうちに手遅れになる——この構造を断ち切るための法改正です。
義務化の対象となる「作業条件」とは?
以下の条件をどちらも満たす作業が対象となります。
- 暑さ指数(WBGT)が28℃以上、または気温が31℃以上の環境下での作業
- 連続して1時間を超える作業、または1日の合計作業時間が4時間を超える作業 ALSOK
2025年夏の帯広市の実績を踏まえれば、道東の建設・土木・解体現場はほぼ確実にこの条件に該当します
。「うちは北海道だから」という判断は、もはや通用しません。
企業がやらなければならない3つの義務
義務① 早期発見のための「報告体制の整備」
①「熱中症の自覚症状がある作業者」②「熱中症のおそれがある作業者を見つけた者」がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を
事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること。 Ms-ins
具体的には以下を事前に整備・掲示しておく必要があります。
- A. 報告先(担当者名・連絡先)を決める
- B. 報告手段(電話・メール等)を決める
- C. 緊急連絡網・搬送先医療機関の所在地と連絡先を作成する
義務② 重篤化防止のための「実施手順の作成」
①作業からの離脱、②身体の冷却、③必要に応じて医師の診察または処置を受けさせること、④緊急連絡網・緊急搬送先の連絡先および所在地など、
熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること MHLW Japan
が求められます。
義務③ 関係作業者への「周知」
作った体制・手順を、休憩所・詰め所の掲示板など作業者の目に触れる場所に掲示して周知することが必要です。
「担当者だけが知っている」状態では、義務を果たしたことになりません。
守らなかった場合の罰則
熱中症対策の実施義務に違反した者には「6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金」が科され、また法人に対しても同様に
「50万円以下の罰金」が科される可能性があります。さらに、都道府県労働局長や労働基準監督署長により、作業の全部または一部の停止を命じる
「使用停止命令」を受けるケースもあります。 ALSOK
また、建設現場のように複数の事業者が混在して作業を行う場合、改正規則で定められた対策を怠った場合には、元方事業者だけでなく当該作業場に関わる
全ての事業者に罰則が科される可能性があります。 Ms-ins
元請・下請関係なく、全員が対象です。
義務の前に ―予防対策も忘れずに―
厚生労働省の「職場における熱中症予防基本対策要綱」では、主に次の4つの観点からの予防を定めています。
- 作業環境管理(WBGT値の低減、休憩場所の整備など)
- 作業管理(暑熱順化、水分・塩分の摂取など)
- 健康管理(健康診断結果に基づく対応など)
- 労働衛生教育(緊急時の救急処置など) Uenishi-sr
✅ 今すぐ確認!企業担当者チェックリスト
| 確認項目 | 対応状況 |
|---|---|
| 熱中症の報告先担当者を決めている | □ |
| 報告方法(電話・メール等)を決めている | □ |
| 緊急連絡網・搬送先医療機関リストを作成している | □ |
| 発症時の応急対応手順(マニュアル)を作成している | □ |
| 上記を現場の見やすい場所に掲示・周知している | □ |
| 作業者全員に内容を説明・教育している | □ |
一つでも「□」があれば、今すぐ整備が必要です。
🎓 野崎重機トレーニングセンターの「熱中症予防対策講習会」
野崎重機建設興業のトレーニングセンター(芽室町)では、熱中症予防労働衛生教育の講習会を実施しています。
講習は学科3.5時間のカリキュラムで、高温多湿な作業場所での作業管理者および労働者を対象としています。
受講料は20,000円(テキスト代・税込)です。 Nozakijyuuki-tc
「義務化の内容がよくわからない」「体制整備の具体的な方法を学びたい」「現場の全員に正しい知識を身につけさせたい」という
企業・現場担当者の方にぴったりの内容です。
📋 講習の詳細・お申し込みはこちら 👉 野崎重機トレーニングセンター公式サイト
📞 お電話でのお問い合わせ ☎ 0155-33-7510(月〜土 8:00〜17:00)担当:安中まで
まとめ
帯広市で気温計が40℃を超えた2025年の夏は、北海道の常識を大きく塗り替えました。
そしてその夏が来る前の2025年6月1日に、職場の熱中症対策はすでに義務化・罰則付きとなっています。
「体制を作って、手順を決めて、全員に周知する」——このシンプルな3ステップが、大切な仲間の命を守り、企業としての法的リスクを回避することにつながります。
まだ対応が完了していない事業者の方は、ぜひ今すぐ野崎重機トレーニングセンターの講習会をご活用ください。
それじゃー桜咲くまでもうひと踏ん張り頑張りまっしょい。
したっけねー
本記事は野崎重機建設興業が監修しました。
法令情報は厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について」(令和7年6月1日施行・労働安全衛生規則改正)に基づいています。

