有限会社 野崎重機建設興業

建設業の皆様、本当に大丈夫ですか?石綿(アスベスト)対策の義務化から4年が経過した今

建設業の皆さん、ちょっと待ってください!アスベスト対策、本当に大丈夫ですか?

正直、びっくりしてるんです…

皆さん、こんにちは。
私たち、野崎重機建設興業 四318ラボはアスベストの調査・分析をやっている会社なんですが、最近現場を回っていて、正直びっくりすることが多くて…。

2021年4月から石綿の事前調査が義務化されて、もう4年も経つんですよ?
でも、まだ「え?そんな法律あったの?」って言われる建設関係の事業主さんがいらっしゃるんです。
いやいや、これマジでヤバいですって!

さらに言うと、2022年からはGビズIDっていう電子システムで労働基準監督署に届出しなきゃいけないのに、それもやってない会社がめちゃくちゃ多いんです。
これ、「知らなかった」じゃ済まないレベルの話なんですよね…。

皆さんも同じような状況じゃないですか?もしそうだとしたら、この記事、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

そもそも、なんで法律が変わったの?

アスベストって、昔から体に悪いのは分かってたじゃないですか。
だから2005年に石綿障害予防規則(石綿則)っていうのができて、「ちゃんと対策してくださいね」って決まりができたんです。

でもね、現実は甘くなかった。
現場では「面倒だから」「コストかかるから」って理由で、必要な対策をスルーする会社が後を絶たなかったんですよ。

国も「これじゃダメだ!本気でやらないと人が死んじゃう!」って危機感を持って、2020年に法律をガッツリ改正したんです。
そして2020年10月から段階的に厳しくなってます。

もう「なあなあ」では済まない時代になったってことですね。

これだけは知っておいて!改正された5つのポイント

【その1】事前調査が超厳格になりました

◆ 2021年4月から

  • 解体・改修・リフォーム工事のぜーんぶの材料について、アスベストが入ってるかどうか調べなきゃダメになりました
  • 図面見て、実際に目で見て確認する必要があります
  • 調査結果は3年間保存。捨てちゃダメですよ!

◆ 2023年10月から(建物の場合)

  • 「俺、建設業20年やってるから大丈夫」じゃダメ!ちゃんとした講習を受けた人じゃないと調査できません。
  • 「調査者」の資格がなきゃ出来ないんですよ!

◆ 2026年1月から(工作物の場合)

  • 工作物も同じく有資格者オンリーになります

「え、うちの調査、誰がやってる?」って今思いませんでした?ちょっと確認してみてください。

【その2】お役所への届出が面倒…じゃなくて、重要になりました

◆ 2021年4月から

  • 昔は吹付アスベストだけだったのが、保温材とかも14日前に届出が必要になりました

◆ 2022年4月から

  • 一定規模以上の工事はGビズIDで電子届出が義務!「パソコン苦手だから…」は通用しません

「GビズIDって何?」って方、結構いるんじゃないですか?これ、知らないとマジでヤバいです。
詳しく知りたい人は、「帯広野崎重機トレーニングセンター」で講習会もやってるのでお問合せください。

【その3】工事終了時のチェックが厳しくなりました

◆ 2021年4月から

  • 除去工事が終わったら、資格を持った人が「本当にキレイになったか」確認しないと現場を開放できません

「適当に掃除して終わり」の時代は終了です。

【その4】材料の取り扱い方法も厳格化

◆ 2020年10月から

  • けい酸カルシウム板第1種を切ったり壊したりする時は作業場を囲う必要があります
  • 基本的に切断・破砕しない方法で除去してください

◆ 2021年4月から

  • 仕上塗材をディスクグラインダーで削る時も作業場を囲う必要があります

「今まで普通にやってたのに…」って思うかもしれませんが、それが危険だったってことなんです。

【その5】GビズIDでの電子届出について

2022年4月から、大きめの工事はGビズIDを使って電子で届出しなきゃいけません。

どんな工事?

  • 建物:80㎡以上の解体、100万円以上の改修
  • 工作物:100万円以上の解体・改修

「紙で出せばいいじゃん」って思うかもしれませんが、電子オンリーです。時代ですね…。

法令違反したら、どうなるの?(これ、結構怖いです)

刑事罰(警察沙汰になります)

  • 6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金

  • 会社も同じ金額の罰金

「50万くらい…」って思いました?でも前科が付くんですよ、前科が。

行政処分(お役所から怒られます)

  • 工事ストップ命令(現場が止まります)
  • 改善しろって指導が入ります
  • 会社名が公表されることも(これ、めちゃくちゃ恥ずかしいです)

会社経営への影響(これが一番痛い)

  1. 工事が止まって大損害
  2. 取引先からの信頼ガタ落ち
  3. 入札に参加できなくなる可能性
  4. 労災が起きたら民事で訴えられる
  5. 働いてる人の健康被害で損害賠償
  6. 会社のイメージ最悪

正直、50万の罰金より、こっちの方がよっぽど痛いと思いませんか?
こちらも参照ください。
「石綿総合情報ポータルサイト」
https://www.ishiwata.mhlw.go.jp/

皆さん、今すぐチェックしてください

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。で、正直に答えてほしいんですが…

  • 事前調査、ちゃんとした人がやってます?
  • 調査記録、きちんと保存してます?
  • 必要な届出、電子システムで出してます?
  • 除去工事の方法、間違ってませんか?

一つでも「あれ?」って思ったら、それヤバいサインです。

最後に…

私たち、アスベスト調査の仕事をしてて思うのは、「知らなかった」で済む時代は本当に終わったってことです。

でも、怖がることはありません。正しい知識を持って、ちゃんとした対策をすれば大丈夫なんです。
分からないことがあったら、遠慮しないで私達「四318ラボ」に相談してください。

みんなで安全な現場を作りましょう。
働く人の健康と、皆さんの会社の未来のために。

「ちょっと心配になってきた…」って方、いつでも相談に乗りますので、お気軽にお声かけくださいね。
それじゃ本日も全国に向けて

したっけねーーーーーーーーーーー